発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q.ことばでの表現での日米差をどう思われますか。

. 強く出すことは、鋭い語気でということですが、日本人の場合、私たちは、それを「長く、大きく」と捉えがちです。私たちは、「大きな声でいいましょう」というと、ゆっくりになるのです。

低い声で声に張りを保ち、通るように出すのは、パワーが必要です。それは、同時に強い表現力を伴います。そのため、日本人にはぶしつけに聞こえることもあります。アグレッシブやグリードは、日本人には強すぎる表現のようですが、アメリカ人はよい意味にも使います。どちらかというと、私たちにとっては、怒ったとき、脅すときの声です。そこで日本人はそれを避けます。声が高く弱くなりがちになるとも考えられるのです。(♭ф)