A.あがってしまうとのことですが、これは誰しもが経験することと思います。まずできることは、場数を増やして、緊張する舞台に慣れるしかありません。良く、練習は本番のように、本番は練習のようにと申しますが、ひたすら練習を増やす、練習の質も向上させる、それと同時に、本番も経験を増やしていかないといけません。
しかし、練習のうちにしておけることがあると思います。上がった時に、体のどの部分がどうなるか、頭にどんな雑念がわくのか、ということをあらかじめ観察しておきましょう。
例えばある方は、上がるといつも首の後を固めてしまいます。そのような癖をあらかじめ認識していたら、普段から息を吐きながら首の後を緩めるような運動を、ルーティンンの練習に盛り込んでおくといいでしょう。そして、本番の直前の練習で思い出してみるといいです。
また、ある人は呼吸が深く吸えないということが起こるかもしれません。このような方は普段から、深い呼吸のできているときの身体の様子を観察しておくといいでしょう。もし寝ているときに楽で深い呼吸ができているのであれば、寝てみて、お腹の上に分厚い本を置くなどしてお腹の動きや感覚に意識を向けていただくといいと思います。(♯β)