A.声の調子の上がる時を「昇調」、下がる時を「降調」、平坦なのを「平調」といいます。実際は、この組み合わせで使われます。日本語では、イントネーションもアクセントと同じく高低です。多くの場合は、アクセントの高低関係に影響を及ぼしませんが、語尾においては、アクセントを変えることもあります。
1. 降調の例
「やめろ」
・肯定…ええ、はい、
・命令…来い、行け、
・疑問詞を含む疑問形
「何」
「誰」
「なぜ」
「誰に言ったの」
2. 昇調の例
・次の語句を導く時、段落をつける時
「しかし、君、行くのかい、雨なのに」
・呼びかけの語が述語より先にくる時
「君、来たまえ」
「来たまえ、君」(後にくる時は、降調)
(ただし、親密の情の入る時は、半疑問となり昇調) (Э)