A.話をライブと考えたら、そこで起こったことはすべて引き受け、プラスの効用に変えていかなくてはなりません。これこそが、話し手の技量です。
聞き手との信頼関係があってこそ、話の本筋からはみ出したことに言及する権利や時間がもらえます。「遅れてきたの?もったいない。いいとこ聞き逃したね。でも、もう三つあるから」「あら、どこ行くの、トイレ?もうちょっとで終わるから」などというような言葉は、相手の立場や事情もわからずに切り出すのは、危険ですが、それも聞き手への批判でなく、優しさ、気遣いに満ちていたら、効果的なことも少なくありません。(Э)