Ａ.唇をブルブルと言わせるリップロールというトレーニングがあります。唇を柔らかくするため、息の流れをよくするためなど、さまざまな使われ方をします。
では、実際リップロールにどのような効果があるのでしょうか。
リップロールを行って効果がでている場所は、唇ではなく喉です。それも深い場所です。
唇の筋肉は、口腔内で頬の筋肉とつながっています。そして頬は喉の奥の筋肉とつながっています。口腔から喉までを楽器と捉えるならば、唇から喉までは一つの空間ということになります。喉の状態を整えるために、唇を使ってトレーニングしているということになります。
このリップロールはヴォイストレーニング以外にも管楽器奏者がトレーニングとして行うことが多いです。息を使って音をだすということに関して言えば同じなのかもしれません。リップロールをはじめとする、声を使わない訓練法は、喉を消費しないのでさまざまな場面で役にたちます。たくさんの訓練法があるので自分用にいくつか持っておくといいと思います。（[E:#x266D]Σ）
