A.どちらの状態にしても練習をお休みした方がよいと思います。どんなときでも練習をすれば身になる、ということでは決してありません。喉が好調ではない中で練習をしたら、喉に負担をかけるでしょう。
疲労を感じながらの練習も、納得のいく状態には持っていけず余計に身体を疲労させ、普段よりも声の出にくさを感じて精神的にも落ち込みかねません。
歌い手にとっては身体が楽器であり、生身の人間である以上、体調や気候に影響を受けることは避けられません。逆に言えば、常に絶好調である歌い手はいないのです。プロの歌手たちは、自分の身体(の感覚)に向き合いながら、常に絶好調ではなく、いかなるときも常に一定以上の調子を保てるように努めているのです。今後はぜひ、自分の今の状態をちゃんと把握し「練習をしない」という選択があるのは当然のことと捉えてください。([E:#x266F]α)