A. 例えば相撲をとる力士ならば、みるからに体が大きいです。競輪選手は太ももなどがとても発達していますし、バレリーナーは歩き方、特に階段の上り下りでとても特徴がでます。このように、アスリートと呼ばれる人々はそれぞれの競技で 身体的特徴がでてきます。
歌い手や役者も、ただ一声発しただけで一般の人とは違う声だなと思われるくらい鍛えあげられてほしいです。歌い手もある種のアスリートだと思います。見えない息や声をコントロールするために横隔膜や胸郭などさまざまな体を使っていくのですが、長年トレーニングしていくと体が変化していきます。胸郭がひろがり、胸の厚さがとても大きくなっていきます。
これは、歌っていても発達しますし、呼吸の訓練などでの発達が大きいと感じます。稽古がつづいたり、歌う仕事が多くなってくると胸郭を開きっぱなしの時間がながくなり、歌っていなくても開いた状態になってしまうので、なれないと体の疲労がつらくなるときがあります。
しかし、強い声、遠くまで飛ばす声を毎日持続して出せるようになるためにはこのような体ができてこないと、喉の疲労が大きくなっていきます。体に変化がおきてくるくらいの毎日のトレーニングがプレイヤーとしてのフィジカルを鍛えてくれるのだと思います。([E:#x266D]Σ)