発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2005-07-15から1日間の記事一覧

Q25:最近、暑い日が続いて、昼間通う学校や電車のなか、スタジオで、クーラーが入っているところや入っていないところを行ったり来たりすると、のどがすぐに変になります。声を出したときに違和感があるのですが、対処法はあるのでしょうか。

A:これには個人差があるようです。ある人は、ホテルのロビーの冷え切った空気を不意に吸い込んで一時的に失声、声がでなくなることもあるようです。これは急に冷えた空気をのどに直接、当ててしまい、それによってのどの筋肉や神経が一時、麻痺したことで…

Q24:声を出すときに息の上に声をのせる感じといいますが、トレーニングのときもこれを意識した方がよいのでしょうか。

A:同じことをいろいろなことばを使って説明しています。そのことばをそのまま捉えるより、自分のなかで感覚やイメージにおきかえて捉えていくようにしてください。そのことばでイメージがわくのならよいのですが、イメージがわかないのなら、意味がありま…

Q23:声を出すとき、意識はお腹においているが、胸に手をあてている人がいます。胸も意識をおいた方がよいのでしょうか。

A:胸に手を当てているのは、ひびきを確認するためですが、手をあてるために肩が上がってしまうことも多く、あまりお勧めしません。お腹は、何をするときでも腰の中心だという意味で意識をおきますが、だからといって、歌を歌うときに意識したりお腹を使う…

Q22:高音と低音は、どのくらいの割合で取り組むべきでしょうか。

A:低い声は、のどをしめたり、声帯に負担をかけず比較的、体から声を出すという感覚をつかみやすいです。しぜんに使っているところに近いからです。高音も、本来はバランスが違うだけで、同じ原理なのですが、日本人はなかなかそのイメージや感覚がつかみ…

Q21:体力づくりで走っています。走り終わった直後、息がハァハァしているときに声を出してみると、低い声が出やすいです。ただ、本当にこの声でよいのかどうかの判断ができないのですが。

A:人間の体は共鳴するようなしくみになっていますので、基本的にひびきをじゃまする作用がなければよくひびきます。多くの人は歌うことで、この邪魔をしています。ひびくこと自体は歌や、どのようにその声を使うかということとは別の次元で考えれば、その…