A.お笑いの人達の声は、現場で正され、直っていったのです。現場が厳しければ、そこで直すほうが早いです。体が入っていなかったり、声がいえていないなら、客が引きます。歌い手より厳しいです。歌い手はお客さんもそこまでチェックしていません。そのためお笑いの方が修行のレベルが高くなっています。
お笑いの人達は真似から入っていきます。いろんな役柄をやらなければいけない、女の人や子供の役をやります。人の声をよく聞き、聞いた感覚の中でイメージを作り自分の声を操作して出すのです。これはヴォイストレーニングの一番ベースの部分です。