発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q1810.プロはトレーニングでどこまで深めるのか。

A.たった一つの声で見せていくということであれば、日本人はプロでも、黒人のトレーナー程度のこともできません。そこを正しくやったところで、プロの道はありません。
 ヴォイストレーニングそのものを誤解されてしまうかもしれませんが、あくまで応用のために、基本的にどこまで深めていくかということになります。深めれば深めるほどいいということではありません。結果的に、どこかで形にして、人々に対して出していくということです。マニアックな方向に陥らぬように注意しましょう。
 要領よくやるやり方もあるのですが、それで正しい歌い方、綺麗な歌い方で綺麗な声が出たとしても、それで長くやれる歌い手は現実としては少ないものです。歌にはいろんな要素があります。組み立てや音楽的な要素などに加え、作詞作曲もです。逆に、声がよくなかったからといって、プロになれないわけではありません。応用性を高めていくために、より基本が大切なのです。