A.本番で失敗を繰り返し、お客さんからの評判が悪かったとします。そのようなことが続いて本番で難しいパッセージなど、練習ではできるのに本番では失敗してしまうという本番のトラウマに悩む人は多いようです。そのようになってしまうととても本番を迎えるのが不安で、精神的に耐えられなくなってしまいます。
テノール歌手に多いのですが、才能があったのに歌手をあきらめてしまった人、華々しくデビューしたあと姿を消した人、等、声楽界でもトラウマによって残念な歌手人生になった方は実はとても多いのです。また、それに近い精神的苦痛から、覚醒剤に手を出して本番をしのいでいた歌手もいるほどです。トラウマを克服するには、とても強い精神力が必要です。逆に言うと、それを乗り越えて精神力を武器に大成していく人もいます。発声はメンタルがとても関わっているので、メンタルなトレーニングを取り入れることです。歌だけでなく人間として成長することでできます。表現力や説得力ももちろん変わってくると思います。(♭∀)