発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2618.喉を下げるようによく言われるのですが、正しいのでしょうか。

A.喉を下げるということだけでは理論的に不十分な箇所が多いと思います。喉を下げすぎることも同時に自然な発声を妨げて、声を出しづらくすることがあります。特に、タバコを吸う人にありがちなことは、フィルターの負荷をかけて息を吸う癖がついていて、喉の緊張しないほうがいい筋肉が反応してしまうケースがあるようです。このような癖がついたまま発声のときもこのように息を吸うと、甲状軟骨が下の奥に位置するようになってしまいます。甲状軟骨が奥に位置してしまうと、喉の詰まった発声になりやすいようです。
なので、発声時または吸気時の喉仏の位置としては、低くもなく高くもない位置であり、リラックスしていることを心がけてください。なんでも極端はよくありません。(♭∀)