A.鼻に炎症があると声を出すためにはかなりハンディを負うことになりますが、それでもしかたなく放置しているひとは意外に多いようです。風邪をひいたりすると、その後遺症として鼻に炎症が残ることはよくありますが、鼻腔が狭かったり湾曲気味だったりすると、かなりしつこく残ったり、あるいは慢性化してしまったりもします。花粉症のようにアレルギーの場合は、抗アレルギー剤を服用したりしないと炎症を完治させることは難しいですが、風邪などの後遺症なら、こまめに洗浄することでかなり改善します。
昔からよく聞かれる「鼻うがい」はもちろん効果はありますが、そのための下準備と場所やテクニックの習得など、かなり面倒なものです。もっと簡便な手段としてお勧めしたいのが、スプレータイプの点鼻薬の空き容器を使った方法です。
まず、市販の点鼻薬の空き容器を手に入れ、薬の残液などをきれいに洗い流します。食塩や自然塩と水を入れ、生理食塩水にします。(なめてみて、ほどよい塩気が目安です。薄すぎると少し鼻にツーンときますが、丁度よいと全く痛みを感じません。)
これで、点鼻薬のように鼻の中に生理食塩水を数回噴霧し、ティッシュで鼻をかみます。軽い症状ならすぐに鼻が通りますし、症状が重い場合でも、これを数回繰り返してやると、かなり鼻が楽になります。薬を使わないので、一日に何度でも実施できます。(♭Ξ)