発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3029.イタリア語でなめらかに歌うことはとても難しいです。口はあまり閉じないほうがよいのでしょうか?

A.まずイタリア語を読み込み、声に出して何度も読んでいきましょう。1、2回発音をチェクしただけでは、なめらか歌うことはできません。何度も読むことが大切なのです。何度も読み込み、覚えてしまいましょう。覚えてしまえば、なめらかに歌えるはずですよ。
 また発音を気にするあまりに、ひびきが浅くなってしまうことがあります。覚えてしまうぐらいに読み込んだうえで、あまり発音を気にしないで、できるだけひびきを統一させていくことに集中して歌っていきましょう。練習の段階では、発音より発声を重視していきましょう。日本語歌詞よりも意味がわからない分、ひびきに集中できるはずです。試してみましょう。
 口はあまり閉じないほうがよいのでしょうか?ということですが、発声を重視している段階では、口を開けたり、口の中を開けることは大切です。いずれは発音しなければならないので閉じていきます。