発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3005.外国人が日本語を話すときに、イントネーションは違っているのですが、声はよく通ります。日本人と何が違うのでしょうか?

A.もともと外国語を話すときに、深いポジションで発音しているのです。
日本語の「い」や「う」のように、ひびきを浅くして発音することばはないのではないでしょうか。例えば日本語で「うなぎ」と発音する場合、「う」は口をすぼめて、ひびきも浅くなります。「ぎ」も同じくそのようなことが言えるのではないでしょうか。そのように日本人は発音すると思うのですが、外国人の場合「うなぎ」と発音することはとても難しいのです。結果「おなぎえ」と深い発音になってしまうのです。ですから日本語自体が発声を重視しなくとも、発音できてしまう言語であるといえます。