A.深く声を扱うのには、とても体力が要ります。それと同時に、どのような力の使い方をすればよいのかがとても難しいこともいえます。体力だけではよい声を育てるのは難しく、テクニックを考えても息を深く扱う器がないと本当のテクニックは身につかないという現実があります。逆に言うと、このエネルギーとテクニックの二つを両立できる人は、世界の主要な場所で活躍できる一流の歌手といってよいと思います。どのような方向性で声をアプローチしていくのかという事はトレーナーの間でもさまざまで、生徒によってもアプローチの仕方は多少異なります。いずれにしても、エネルギーとテクニックは必ず必要な2要素です。一年二年でこのことをこなすのはほぼ無理ですので、焦らず地道に声を育てていきましょう。(♭∀)