発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3211.「低音域は地声で歌えるのですが、高いド、レ、ミあたりからきつくなり、身体が突っ張って力が入ってしまいます。どうすれば上手く歌えますか。」

A.いわゆる声には「声区」というのがあって高音に行くに従って地声から頭声に移行させチェンジさせる箇所が必ず出てきます。美しいフレーズを歌うためには喉の奥を良く開ける、息と声を柔らかく混ぜ合わせるのですが、最初はコツをつかむのが難しいようです。
しかし最初からできている人もいるんですね。小、中学校のときに合唱をやっていたなど、まわりの人と歌う環境に合わせて自然と身体で歌う習慣がついている人などです。大人になってからはじめようとなると、楽器もそうですが頭を使って理解しようとするので、自分はなんて不器用なんだと思い込んで苦手意識を持ちがちですが、基本から忍耐強く始めて、ブレスつまり呼吸にポイントを置いたトレーニングを行えば必ず声は伸びます。
トレーナーのレッスンを一度受けてみて自分の声ってこんなに変わるのかと実感するところから始めてみてください。