A.よく発声練習のときは冷たい飲み物などは喉を冷やすからよくないといわれます。
確かに身体や声帯が温まってきているのにそこに冷水をかけてしまうのは、アクセルを踏みながらブレーキをかけてエンジンを駄目にしてしまうようなものです。しかし今度は熱すぎる飲み物も声帯を驚かせてしまって、スケール練習などで声がかすれる、カサカサするなど気をつけたほうがよいようです。水分を補給しながら練習するのはスポーツと同じでよいと思いますが、常温かぬるい程度で潤すぐらいにして、「あれ、声がでにくいな」と思ったら、思い切って少し休んで呼吸やハミングの練習に切り替えましょう。どうしても練習したくなって無理をしがちです。腹式呼吸の仕組みなど、本を読んだりしてイメージすることにすると気持ちが楽になります。