発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3367.お答えの中で技術とありますが具体的にはどんな技術のことでしょうか?私の歌い方に対して力が入りすぎているとよく言われます。聴いていても疲れてしまうとか。また楽しもうという思いより上手く歌おうとか思いすぎではと言われたり。ピアノをバックにして習っていたときは声を前に出す事を意識していたりで、つい感情を込めると力が入ってしまったり。

A.この場合の技術や技術的とは、基礎または基礎力ということで、どんな技術というように語れるものではありません。
この基礎(力)というものも演奏を支えるみえない力なので、説明すると演奏が乱れないために支える全ての力となります。
前回述べた「技術のない状態」というので起こる現象は、貴兄の今の歌で感じられることとほぼ一致します。
ピアノは、誰でも少しやれば弾けますが、20年習った人と、1.2ヵ月、間違えずに弾けなくなった人とは何が違うのか何となくわかりますよね。
声や歌は、それがとてもわかりにくいから、必要ならレッスンを受けることしかないと思います。