発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3421.喉の不快感を解消したいのですが。

A.風邪や病気というわけではないけれど、痰がからみかけているような、声が重いような、喉が乾燥するような、等のいわゆる喉の不快感を、訴える生徒さんは、別にインフルエンザの季節や、花粉症の季節ではなくても、常に数名はいらっしゃいます。もちろん風邪のひきはじめや、なんらかの病気という場合もあるでしょうが、ほとんどの場合、レッスンをするようになって、あるいはヴォイストレーニングをするようになって、今までは、気にもとめなかった喉の状態の変化に、気がつくようになってきたというのが、実際のところのようです。
ともあれ、それは気のせいではなく、今まで気にしなかっただけで、現実に喉で起きている症状なので、もはや放っておくわけにはいかないのが、人情です。また、実のところ、それを放置してもあまり利益がないどころか、一般の人々より喉を酷使しがちな私たちにとっては、少しばかり深刻な症状(風邪や、軽い音声障害)に、進んでしまいやすくなるので、なんとか解決するべきでしょう。
では、どんな方法がよいのかというと、これには簡単な方法から、民間療法、市販薬を服用する方法まで、いろいろとあります。
簡単なところでは、のど飴やミント系のタブレットを舐めたり、水分を多めに摂ることでしょう。うがいも、悪くはありません。炭酸飲料も、疲れた喉に、一部の専門家のあいだでは大人気です。また、おおむね女性にはあまり人気がありませんが、香辛料の効いた食事に、さらに唐辛子などを追加する人も少なくありません。
民間療法は、ご存知のかたも多いとおもいますが、生姜湯や蜂蜜大根、キンカンの焼酎漬けなど、いろいろとあるようです。
市販薬としては、メジャーな龍角散、手に入れにくいササクールや、仁丹風な咳声喉のための丸薬などがあります。さらに効き目が強くなると、響声破笛丸や駆風解毒湯が、大手製薬メーカーから出ているので、比較的容易に手にはいります。ここまでくると、あまり安易には、服用せずに、トレーナーや、声を日常的に仕事として使っている人などに相談してから、利用するほうがよいでしょう。
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