発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3845.響きのポイントを探していますがうまくいきません。

A.海外のオペラ歌手の映像を見たことはありますか。体の拡張がとても大きく、息を吸うときに音が聞こえる人もいます。このような映像を見ると、響きばかりに固執して声のスケールが小さくなっては意味がないことがわかると思います。喉で詰めやすい声にもなっていきます。大きく呼吸を動かすにはやはりエネルギーがとても必要になってきます。朝から声が出しづらいのは、この呼吸器官が眠っているために体が充分拡張できず、喉に厚みを持たせることによっていつもの声の響きを作ろうと体が働く事がひとつあります。ので、朝から練習する場合はとくに気をつけてください。この、大きな呼吸の流れによって大きな表現力がうまれ、感動させられる声が出て行くわけです。スケールの小さな歌手にならないようにしましょう。(♭∀)