A.ヴォイストレーニングをして、発声について研究している人のほとんどは、良い声を出した時の耳に残る確かな感覚が知りたいと思います。しかし、確かな分かりやすく頼りになる感覚を持った時は、大体偏った変な声です。良い声を出した時が、最も頼りない感覚です。
強いて言えば、良い声を出した時、自分の耳には、あまり綺麗な声ではなく、汚い声に聴こえます。管楽器もそうですが、トランペットの良い音は、近くで聴くと空気のノイズがかなり聴こえます。息のノイズは決してダメなものではありません。
ちなみに、特に南イタリア人に代表される良い声は、綺麗なだけでなく、人間の欲求や動物的な民族的気質の象徴でもあると思います。
(♭∀)