発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4080.声を守るためにトレーナーは、よい発声を心掛けるのですが。

.私たちヴォイストレーナーは一日に多くのレッスンを行ない、長い時間指導をすることが多いです。このときに調子が悪かったりトレーナー自身の発声がよくないとすぐに喉をこわしてしまいます。特にパッサッジョが上手くいかないトレーナーが生徒を指導するとトレーナーが先に壊れてしまうこともあると思います。しかしそれではトレーナー業はつとまりません。

私自身はありがたいことに毎日歌わせていただいていますし、休みをとることの方が難しいのですが、今の師匠と出会って発声を改よしてからはとても楽に声を出させていただいています。

難しいところなのですがトレーナー自身も時間とお金を使って常にレッスンに通い自分の声を調整してもらったり、よりよい方向へ向かっていかないとヴォイストレーナーという仕事は上手くいかないと思います。生徒は自分の鏡だと思います。

生徒が上手くいかないとき、上達しないときひょっとするとトレーナー自身が発声を崩しているときかもしれません。(♭Σ)