A.オペラの稽古をしていると時々変なスイッチがはいったような状態になるときがあります。いつも起こるわけではありませんが私はこの状態はマラソンランナーがおこるランナーズハイと同じような状態だと思っています。歌いきって疲れきった状態でおこるからです。この状態になるともう何もかんがえなくても声がでます。声を出していることが快感になってくるのでどれだけ出していても体は疲れているのに精神的にはもっと歌いたいという状態になるのです。
一度自分の限界を知り一線一線を越えていくことが本当のトレーニングではないかと最近思うようになってきました。毎日ハイになるわけではありませんが少なくともそこに近づく努力をするべきなのだと思います。
ベストな状態を目指してベターな状態のレベルを上げていくと少しづつ上達していくのだと思います。
まずは基礎的な発声練習から始めてみましょう。声がなくなると言った状態にまで一度自分を追い込んでみてください。それを続けていくことできっと何かをつかむことができるはずです。(♭Σ)