発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4182.「巻き舌」ができる人とできない人がいるようですが、できる人とできない人の違いはあるのでしょうか?(9)

1.骨格や舌の長さで巻き舌ができる、できないに関係することはないと思います。

できない人は首の筋肉や下あご、舌根が硬い人が多いようです。

また、腹筋が弱いことも若干影響します。そして口の中の空間が狭いことも大きな原因です。口の中が狭いと舌が自由に動くスペースがないために振動することができません。

「巻き舌」をするためには舌がリラックスしていることと、しっかりして勢いのある息を出せることが必要です。舌先を軽く巻いて上あごにつけ、勢いのある息がまっすぐ前に進み、舌先が細かく震えると巻き舌になります。

巻き舌をできるようにするためには、まずは首をゆっくり大きく回して緊張をほぐす。下あごを大きく下げて左右に動かす。舌を思い切り出したり、引っ込めたり、出したまま左右に動かす、回してみる。あくびをし、軟口蓋(上あご)を高くするなど準備をしてから、練習すると良いでしょう。(♯μ)