A.トレーナーとしては、表現者として、あまりすぐれなかった人の方が優秀なことが少なくありません。すぐれたフィジカルトレーナーには、アスリートとしての可能性をけがや病気のために、若くして断念した人が多いと思われるのに似ています。
特に歌手では、我が強くなくては一つの世界を築いたり、保ったりできませんから、どうしてもその傾向が強くなります。それゆえ、私は、歌手にはトレーナーを仕事として両立させることをお勧めしません。
実際に、私のところにはいろんなところから生徒さんがいらっしゃいます。やめてくる人もいれば、そこを続けながらくる人もいます。(第二期)は、私のところだけに在籍しているという人が8割くらいであったのに対して、今は5割を大きく割っています。外部との共同作業として、研究所の指導を考えているのは、ここ10年のことです。おかげで多くの情報が入ります)そのときによくみると、歌手やプロデューサー(として成功した人)などが教えた人よりも、先に述べた、あまりそういうことですぐれなかった人の方に教わった人の方が基礎ができているのです。(Ei)