発声と音声表現のQ&Aブログ

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Q4260.どのようにして、私たちは生まれたあと、声をことばにしていったのですか。

.新生児は、1~2ヶ月で一時泣き声が低くなります。2~3ケ月たつと、「アー」「ウー」といったことばで表現する喃語期(なんごき)に入り、声域は1オクターブ半ほどになります。

喃語(なんご)というのは、ことばにならない声です。これで、まわりの人に自分の意志を伝えようとします。「お腹へった」「うんちした、気持ち悪い」「ねむい」などということを、ことばでなく、声の感じで知らせるのです。ムズがったり、いらついたり、わがままし放題の時期です。

同時に、「よしよし」とか「だめ」とかいう、両親の反応をことばでなく声の感じで知ります。そのことばを母語として聞くことで、発するための脳の基本的な配線ができていきます。

幼児期になると、家族や幼稚園といった集団生活の中で、一気に発声の時間や量が増えます。ものまねなど負担をかける発音をしがちで、そのために一時的に喉を傷める子もいます。

学校に入る頃までに、およそ主なことばを聞いて話すことができるようになります。それが、その子の母語のベースとなります。(臨界期、ネイティブ言語の習得)。

そうして、あなたのネイティブなことばは、日本語となったわけです。(♭ф)