Q.共鳴を知るにはどうすればよいでしょうか。
A.是非、広いスタジオや天井の高いホールなどで声を出して、反響に耳をすませてみてください。椅子に座ると背もたれがビンビン響きますか。寝転んで発声すると床が響きますか。体に振動が伝わりますか。そうなるくらいにがんばりましょう。あとは声の高さを変えると倍音が部屋の空間によって重なり、共鳴が歪んだり、オクターブ高い音が聞こえてくるはずです。うまくいかない人は、部屋の角に近づいて声を響かせてみてください。
Q.かすれるとよくなくて、大きく響くとよいのでしょうか。 A.かすれて声量が落ちても伝わりやすい声もあります。また、大きく響く声でも相手の気持ち、態度によっては伝わりにくいこともあります。 Q.大きな声とメリハリとどちらが大切ですか。 A.たとえば、最初からずっと大声で話していると、多くの人は、うるさくてスルーしてしまいます。よく肺活量とかの問題にしていますが、実のところ、それよりも話の流れによる声のメリハリのほうが伝わるのに大きなポイントです。歌もマイクがあるので、大きさよりはメリハリです。