発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q5091~5093.共鳴を知るにはどうすればよいでしょうか。

Q.共鳴を知るにはどうすればよいでしょうか。

A.是非、広いスタジオや天井の高いホールなどで声を出して、反響に耳をすませてみてください。椅子に座ると背もたれがビンビン響きますか。寝転んで発声すると床が響きますか。体に振動が伝わりますか。そうなるくらいにがんばりましょう。あとは声の高さを変えると倍音が部屋の空間によって重なり、共鳴が歪んだり、オクターブ高い音が聞こえてくるはずです。うまくいかない人は、部屋の角に近づいて声を響かせてみてください。

 

Q.かすれるとよくなくて、大きく響くとよいのでしょうか。

 

A.かすれて声量が落ちても伝わりやすい声もあります。また、大きく響く声でも相手の気持ち、態度によっては伝わりにくいこともあります。

 

 

 

Q.大きな声とメリハリとどちらが大切ですか。

 

A.たとえば、最初からずっと大声で話していると、多くの人は、うるさくてスルーしてしまいます。よく肺活量とかの問題にしていますが、実のところ、それよりも話の流れによる声のメリハリのほうが伝わるのに大きなポイントです。歌もマイクがあるので、大きさよりはメリハリです。