A.声楽での発声を中心に考えると欧米流、元々は西欧ですが、アメリカも大きな成果を挙げています。それに対し、それ以外の音楽では共通した流れはないので、東洋的というなら心身のケアから入るヴォイトレといえるのかもしれません。日本においては、前者はオペラ歌手を目的に、後者は発声障害などに悩む弱者を扱うところから発展してきたともいえます。医学では、両者は治療(cure)と治癒(heal)のように異なりつつも、通じるところもあるように思います。ヴォイトレでみると、前者は原因の究明、除去の方法や手段の採用。後者はバランス調整、自己パワー増大、生活改善(運動、食事)心身のマッサージなどですね。(♯)