発声と音声表現のQ&Aブログ

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Q.50音図の並びは、何を表しているのですか。

.子音は、口の中で狭くなる構音点、k音(カ行)から順に、構音点が前にくるように並べます。最後に、Y、Wの半母音を加え、ヤ行、ワ行としました。ごく大ざっぱに述べると、50音図の(ア)カサタナ(ハ)マ行の順に、口の奥から前へと調音点が変わっていきます。およそ、口の前の方から奥にかけて、順に、口蓋―硬口蓋―軟口蓋―口蓋垂(のどちんこ)となります。

ハ行の「ハ」「ヘ」「ホ」は、声門(声帯)のところで発します。ヤはia、ワはua、半母音y、wの、2つの母音の組み合わせです。

50音図のが行です。横は段で、ア段はアカサタナハマヤラワと、したのです。一つの子音に一つの母音がつく形で日本語となっています。この母音を縦にして、横に子音を並べたのが、五十音図です。縦を行、横を列として、最後を「ン」にしたのです。(♭ф)