A.何かを改善したくても、無意識のままでは進みようがありません。そこに意識を向けることが改善への第一歩であり、必要な部分です。改善に向けて進んでいく過程では、上手くいかないことや、一見すると進むどころか後退しているのでは、と感じられることもあります。
「意識をする」こと自体を悪く捉えずに、意識したことで本来やらなくていいことが増えてしまったり、やり過ぎてしまったことがないかに焦点を当ててみてください。
たとえば、はっきり発音しようと思うあまり、唇を強く引っぱっていたり、動きが大き過ぎたりすることはよく見受けられます。すでに発音はできているのに、必要以上に口周りを動かしてしまい、そのことが発音しづらい状態にしているのです。レッスンでの客観的な意見も助けにして、今の状態を修正していってください。([E:#x266F]α)