発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2016-01-01から1年間の記事一覧

Q.母音が目立つのは。

A.母音は、音節の中心であり、パワフルです。これは、どの言語でもそうなります。(♯)

Q.情動は感動とどう違いますか。

A.声には情動が反映されています。それが行動に結びつくのです。感情よりも情動は気づきにくくコントロールしにくい、無意識にあると思えばよいでしょう。それをどのように発動させるかが、行動とその効果に関わります。成功の鍵といえます。情動は、個人…

Q.声の力を大きく使うには。

A.念仏、呪文の同じ音のくり返しが波を生じ、多くの人が合わせると世を変えていくのです。(♯)

Q.失読症について知りたい。☆

A.読めないのを失読(Alexia)といい、これには字の読めないLiteral Alexiaと、単語としてまとめて読めないVerbal Alexiaがあります。ちなみに、字が書けなくなるのは失書Agraphiaです。これは失語症Aphasiaの時は、必ず付随するそうです。失語症には、聞…

Q.教育のベースとは。

A.話すこと、体を動かすこと、情動を育てること、これが人の教育の原点です。話しと体は、感情を通して連動します。体の状態で子は影響されます。表情や手を動かさないと、生き生きとした声にはなりにくいのです。もちろん心も伴います。 子供が結果的に驚…

Q.日本語は、音節の長さが同じで特殊なのですか。

A.イタリア語も母音で終わるし、音節が等しい長さとして詩になることばです。英語は、独自が等間隔となります。(♯)

Q.毎日の基本トレーニングのメニュを知りたいです。

1)体と息のトレーニング[15分] ・呼吸法 息吐きトレーニング、曲を使った息吐き ・体づくり、柔軟、ストレッチ、筋トレ など 休憩[5分] 2)声のトレーニング[25分](次の中から選択) ・発声 ・滑舌練習 ・歌詞 or 詩の朗読 ・発声教材(コンコー…

Q.トレーニングの組み合わせを教えてください。

A.1、「息のトレーニング」 舞台上ではよく通る声が必要です。そのためには、体全体を使って、腹式呼吸で発声する必要があります。まして、動きながら、安定した声で歌うためには、腹式呼吸は不可欠です。胸式呼吸では、演技での動きや踊りでの息の乱れに…

Q.滑舌練習の注意について。

A.体を使って深い声を出すという基本があった上での、練習となります。口先だけでせりふをしゃべったり、歌ったりしているうちは通じません。よく通る声、伝わる声づくりをしましょう。

Q.理想に燃えるためには。

A.大体は、理想を掲げても、他を否定して自己正当化して終わるのです。実感で実現する、変革するは大変に難しいことです。精神世界と社会運動を学びましょう。(♯)

Q.老化防止にスクワットは効きますか。

A.森光子さんは、80代ででんぐり返りのためでだけでないでしょうが、スクワットを朝晩150回行っていたそうです。(♯)

Q.呆けないための読み物は。

A.興味関心のあることを行うこと。 新聞の見出しを読む。 TVのニュースをまねて読む。 ラジオの実況をまねして読む。(♯)

Q.脱力したら倒れるのでないですか。

A.脱力とは、力を抜くのでなく、筋力を最小の使い方にしていくことです。☆立つことから試してみるとよいでしょう。(♯)

Q.これがよいという声がわかるのですか。

A.絶対音感と同じく、絶対声感のようなものがあります。しかし、その思い込みが上達の妨げになることもあります。音色、声色、声質にこだわることです。(♯)

Q.マシントレーニングは無意味ですか。

A.マシントレーニングだけでは成果は出ないが、そこで蓄積されたものが取り出されたら、大きな成果につながることもあります。(♯)

Q.肩や腕あたりの体の使い方とは。

A.骨―筋肉でのつながりから、フォーマンスの高度化を目指してください。 鎖骨の胸鎖関節だけで肋骨の上に肩甲骨、肩関節がのっているのです。(♯)

Q.横隔膜とお腹の関係は。

A.横隔膜(ハラミ、サガリ)で、息を吐いて緩むと真ん中が盛り上がります。吸うと力が入り収縮して内臓も下がります。腹直筋の内の腹横筋は、コルセットのように、締めると内臓が持ち上がります。☆(♯)

Q.腰椎について、知りたいです。

A.腰椎は、足への大腰筋と上体への横隔膜が重なっています。腰椎は、上は胸椎、下は仙骨尾骨につながっています。(♯)

Q.美人の顔とは、どういうものですか。

A.美人とは、もっとも没個性的、平均顔です。(♯)

Q.国のリーダーが暴君になるのは、なぜでしょう。

A.自分たちだけでなく、他人、特に敵となる人たちを認めていく、自国だけでなく、他国も考えると、暴君にならないし、なれないものでしょう。(♯)

Q.迷ったときには、どうすればよいですか。

A.メリットとデメリットの比較検討をしましょう。どうなるかでなく、どうするかです。想定外も踏まえ、どんなときも考えられるように常に準備しておくことです。(♯)

Q.世の中がわかりません。

A.わかるのもではありませんから、こうわからなかったとわかってくれば、それで充分によいと思うのです。(♯)

Q.なぜ、こうした情報化が、人類が賢明になることにつながらないのですか。

A.情報が多くなると、批評が成立しにくくなります。よって立つところの共通の基盤がなくなるからです。むしろ、受け手に合わせて、くだらなく劣化していくのです。そういうなかには適当なものがあってもよいのですが、全てが適当でよいわけではないのです…

Q.人生に役立つもの、前向きになれるものは、残っていくと思いませんか。

A.講談や読み物が廃れ、歌舞伎が残りました。かつてのスポ根、ドラマ、大衆の小説、エンターティメント、歌の役割は終わりつつあります。今では「下町ロケット」(池井戸潤)のようなものだったのでしょうか。(♯)

Q.サビのフレーズを練習に使うとよい日本の歌は。

「霧の摩周湖」 布施明 「裏切りの街角」 甲斐バンド 「愛のメモリー」 松崎しげる 「影を慕いて」 森進一 「胸が痛い」 憂歌団 「別れの朝」 ペドロ&カプリシャス 「函館の女」 北島三郎 「王将」 村田英雄 「チャンチキおけさ」 三波春夫 「哀愁列車」 三…

Q.その他に、捨て難いヴォーカリストは。

A.ナンシー梅木(ジャズ) 渡辺はま子 日野てる子(ハワイアン) 横山剣(クレイジーケンバンド) 倍賞千恵子(♭)

Q.日常での基本トレーニングメニュを教えてください。

A.まずできるだけ歩くこと、そして電車などでも、座らずにまっすぐに立つことです。姿勢は、いつも聴衆に見られていると思って、正しましょう。ファッションや持ち物も同じです。毎日の意識を変えることからスタートすることです。いつも、精一杯の背伸び…

Q.音楽は、快さより楽しさではないのですか。

A.快適さと楽を求め、自分の感じることを絶対的なものとするのは、他を否定することになるのです。それは、磨かれていない感覚の危うさです。 感性を研究するにあたって、私は、その当時、流行していた一般の人や素人の感性の危うさというのにメスを入れま…

Q.日本の英語教育の根本の問題は何ですか。

A.多くの場合、日本の風土や言語文化を理解しない英米の学者が開発した学習法や評価法から始めたことでしょう。[「英語達人列伝」斎藤兆史(中公新書)](♯)

Q.くり返しに、意味はありますか。

A.同じことの飽くなきくり返しからでしか気づかないし、身につかないことがあるのです。(♯)