発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Q.声の威力と何ですか。

A.声の調子は、熱意、関心、親密さ、好意などの態度や、優越感といった人間関係性を伝えます。信憑性、説得力を表します。 1. スピード、テンポ、安定性 2. 強調、メリハリ 3. 抑制(大声はよくない)、流れのよさ 4. 声域の変化 5. こもらない、張り…

Q.クレームのこないレッスンのつくり方を教えてください。

A.教える相手の求めることに教える内容を合わせ、理解させることが大切です。 コーチングといって、本人に関心のあること、本人の意見を活かせるようにしていくテクニックを学ぶとよいでしょう。プロービングといって、不明確な点の確認、チェックをくり返…

Q.男女の脳の違いは何でしょう。

A.いろいろとありますが、一つだけあげると、Do行動することと、Talk話すこと、これは男女の違いと言われています。(♯)

Q.褒めて伸ばせばよいのですか。

A.安易に褒めることは褒め殺しとなり、実力をつけたり自立することを妨げ、信憑性をゆがめてしまうことが少なくありません。(♯)

Q.日本は、タレント全盛と言われていますが。

A.スペシャリストより、人あたりのよいタレントやカリスマがもてはやされているのが日本です。日本人は情報、感情に弱いといえます。そこは、プレゼン能力やロゴス(論理性)が主の欧米と大きく異なります。エトス(論理観、道徳観)が信頼性になります。…

Q.日本人は、声より顔ですか。

A.顔を立てる、顔を潰さない(save face)、顔は面目、メンツなのです。日本人には世間体、恥に敏感です。ウチ、ソトのウチ、所属する集団の一員としての顔となります。 Action speaks louder than words.(♯)

Q.トレーナーとのコミュニケーショントラブルは、どうすればよいですか。

A.1.事実を正しく捉えること、2.問題の共有化、 その解決法は、それぞれの立場とその関係性を踏まえて 1.例えば時間をおく、2.対決、3.順応、4.妥協、歩みより、5.話し合い などでしょう。(♯)

Q.自分と似ている人に学んだ方がよいですか。

A.依存関係が、どのくらいあるのか。その関係は、対等か補充かということで異なります。似ているか、相違しているかということでもあります。似ているのは、親しみやすく仲良くなりやすい、しかし、そこで留まってしまうので本当の学びになりにくい。 多様…

Q.レッスンの価値は、何をみることですか。

A. 1.コンテンツ 2.コミュニケ―ション コンテンツの見極めをすべきなのに、コミュニケーションの巧みさで曖昧になっているケースは少なくありません。尊敬されている先生ほど、実力のある人を出せないこともあります。(♯)

Q.声についてのアプローチを教えてください。

A.自分は何者かを書き出してみましょう。身分、役割、性格、そして求められる声。 人生がうまくいっているかを考えてみましょう。そして、どのようにしたいのかをプランしましょう。(♯)

Q.自分の声の力を知りたいです。

A. 1.よく知っている人を見つけて聞く 2.同じ状況の人のまねをする 3.自分の思うとおりにして、周りの反応で正す 似ている例を調べる やってみながら修正する。(♯)

Q.声はよくなりますか。

A.次のことばを言ってみましょう。 1.○○のためには、そうするしかない 2.○○が言うのだから、その通りになる 3.○○するなら、○○する。(♯)

Q.50音表と調音の関係を教えてください。

A. a、k、s、t、n、p(h)、m、y、r、w か、さ、た、な、パ、ま、や、ら、わ 調音法軟口蓋 はれつ まさつ 鼻 接近音 調音点 歯茎 両唇 硬口蓋 歯茎 両唇(♯)

Q.母音と調音の関係を教えてください。

A.母音 舌の位置 口内 いう 高 狭 小 えお 中 (中) 中 あ 低 広 大 (顎の唇開きは、あ>え>お>い>う) い 前舌 う 後舌 え 前舌 お 後舌 (あ)(♯)

Q.低声を伸ばすメニュはありますか。

A.鼻音m、nなどは低い周波数、エネルギーが強いので、低音の発声にもよいと思うのです。「GAO―」なども低声によいでしょう。(♯)

Q.ブレスヴォイストレーニングでの声の深さとは、何でしょうか。

A.これを克服するために、深い息と声門の開くHの(子音中心、音色、強弱)「Hai」をきっかけにします。深い「イ」は、声が縦になりますからわかりやすいです。(イメージ)Gの行(Ga, Ge, Gi, Go)も同じです。(rf→ 「縦の声」) 体の原理に忠実にすると…

Q.ブレスヴォイストレーニングで「言語表現感覚を重視する」とは、どういうことですか。☆

A.ことばに限らず、ですが、伝わる実感を私は、「成り立つ」「成立」と述べています。 体と呼吸と声の結びつきについて、あるいはリズムグルーブについては、ヴォイストレーニングの中にとり入れられてきました。しかし、それを行なっている日本人のヴォイ…

Q.トレーニングの役割は、何でしょうか。

A.「そうでなかった人」にそれを補完するもの、「そうであった人」には、より繊細に徹底したコントロール力をつけるものであるべきです。それを邪魔するのが、猫も杓子も高音重視の無理やり発声です。それは、バットやラケットを振り回していたらうまくな…

Q.トレーニングで目標とすることは、何でしょうか。

A.トレーニングは、俳優やヴォーカリストとしてプロとか一流になれるかどうかでなく、そのための基礎づくりです。つまり、5~10年やれば、まわりに声一つで、「プロ」とわからせるキャリアづくりです。俳優、声優でも、プロとアマチュアは格段の差があり…

Q.命名は、意味だけでなく音も大切と聞きました。

A.語感、音象徴として、発音時の触感、生理的な感覚や聞く人の聴覚的、生理的感覚がイメージを伴って関係してきます。母音では、前舌と後舌、子音では清音と濁音などに分けられます。(♯)

Q.発音に関する男女の好みの違いはありますか。

A.k、s、t、p、hは男、n、m、y、r、wは女の名前に多いです。△と○、力強さ、鋭角さとかわいさ、柔らかさの区別でしょうか。(♯)

Q.昔は、ハハはパパと発音していたのですか。

A.はい、ハ行はパ行で発音されていました。オノマペトでは擬声語擬態語で古いまま、残ることもあり、「ピヨピヨ」はピヨコやヒヨコとなって変わっていないのです。(♯)

Q.ハイレゾなどで聞くときは、ヘッドホンがよいのですか。

A.ヘッドホンは聞くだけでなく、周りの音を遮断するから、その点では、もっとも音がよいのです。耳を休めるにはノイズキャンセラー付きがよいでしょう。密閉型でない方がよいでしょう。(♯)

Q.ヴォイトレに音声学はいるのですか。

A.息を声として共鳴させるところ…音響 音声の出し方、発音、やり方…調音 音声の捉え方…知覚 これらが、音声学から捉えたヴォイトレです。(♯)

Q.ヴォイトレの発音で「ガ」を使う理由は、何でしょうか。

A.直感的にですが、aもgも比較的、大きく口内を広げるのと、声帯振動を伴う有声音だからです。(♯)

Q.すぐに聴力を高める方法はありますか。

A.「耳をほじくってよく聞け」と言われます。耳たぶを耳を引っ張ること、ほじくるよりも耳を引っ張り上に引っ張ると聞こえがよくなることもあります。手を耳の後ろにあててもかなりよく聞こえるはずです。(♯)

Q.ダンスや軽音のクラブなどで全員が難聴にならないのは、はぜでしょうか。

A.好きだから、心身を動かせ合わせているからでしょう。(♯)

Q.騒音の中で声を届かせるには、どれくらい大きい声が必要ですか。

A.実際の音量に加えてプラス20dB必要です。(♯)

Q.音がひびいて、ことばが聞こえにくいです。

A.聞こえにくいのは、共鳴で乱反射のようになっているからです。マットを置くとかして余計なひびきを吸音してカットすればよいでしょう。(♯)

Q.きちんと伝えるには、どのくらい大きな声が必要ですか。

A.伝えるこつは、声を抑えることです。小さくするのです。小さくすると人は近付き、大きくすると離れます。実際の行動はともかく、心理的にはそうなります。(♯)