発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧

Q.大きな声が出る方が、何事においてもよいのでしょうか。

A. そんなことはありませんが、他の条件が同じなら、大きな声が出るということは、出ないよりも、条件や状態が整っているといえます。大は小を兼ねるのです。もちろん、ただ乱暴に出せるだけでは、用途は限られます。

Q.ヘアカラーも、難聴と関係するのですか。☆

A. ヘアカラーやヘアマニュキュアなどの毛染め液にアリニン色素の誘導体という物質が含まれています。これが体内にとどまると、平衡機能を司る小脳に蓄積し、めまい、耳鳴り、難聴などを引き起こす危険があります。

Q.耳を守るためにできることは、なんでしょうか。

A. WHOは、100dBなら15分以上、110dBなら4分以上聞き続けないようにとアドバイスしています。休む目安は、1時間に10分間、できたら、もっと、こまめに休ませましょう。 大音量で長く聞かないことです。食生活や睡眠時間の見直しも必要です。

Q.なぜ、危険なのに、閉塞型の機器があるのでしょう。

A. 閉塞性がなくなるにつれ、耳へのリスクは減りますが、 その分、音漏れがしやすく外部の音も入るし、音質が劣るからです。

Q.イヤホンよりスピーカーが耳にはよいのですか。

A. もちろん、スピーカーが理想的です。 とはいえ、スピーカーでも大音量で聞くのは危険です。

Q.骨伝導のイヤホンやヘッドホンはどうでしょうか。

A. おすすめです。頭蓋骨に音の振動を直接伝えることで耳や鼓膜を介さずに音を伝えられ、長時間装着していても圧迫感や痛みがありません。

Q.イヤホンよりヘッドホンのほうが、安全ですか。

A. 当然です。ヘッドホンにも、いろいろとあります。 耳のためには、開放型の方がよいでしょう。

Q.ノイズキャンセリング機能のあるイヤホンでは、難聴は避けられますか。

A. それは、周りの雑音を逆位相で消し、耳の中の音量を下げるものです。 普通のイヤホンよりはましです。ただ、大音量、長時間使ってよいわけではありません。

Q.耳を守るためにぜったいに避けた方が、よい場所はありますか。

A. 地下鉄での騒音は、100dBぐらい、車内でイヤホンで音量を上げると110dBぐらいになります。 これは、完全に音量オーバーです。

Q.難聴の仕組みを知りたいです。

A. 騒音性難聴ともいいます。騒音や爆音に長時間さらされると、耳の細胞がだんだん壊れていってしまうのです。耳の中には、有毛細胞があり、それが音の振動で揺らぎ、摩擦を起こして電気をつくります。大きな音にさらされると、音の揺れが、強くなり疲弊し…

Q.どのくらいで難聴になりますか。

A. 個人差や体調なども影響しますので、はっきりとは示せません。WHOは、2019年、1週間あたり40時間以上80dBで聞き続けると、難聴になる危険性があるとし、若者を中心に世界で11億人がリスクに晒されていると警告しています。

Q.イヤホン難聴とはなんですか。

A. 外耳道は、3センチぐらいで、普通、音は直線的ではなく、反射で放射し軽減されますが、イヤホンでは、ストレートに耳に入るのです。そのため、難聴になりやすいのです。

Q.なぜ難聴には気づきにくいのですか。

A. 高音域から聴力低下が始まるので、難聴は、自覚しにくいのです。 めまい、耳鳴りなどとなり、ようやく気づく人が多いようです。

Q.対面での会話で聞き返すことが増えました。

A. 聴力の低下を疑ってください。 専門は、耳鼻咽喉科です。

Q.耳が痛かったり、閉塞感、頭痛が起きます。

A. スマホが生活の中心となり、半日、近くも、イヤホンをつけている人もいるようです。 そこで、耳が痛いとか閉塞感を感じる人が増えています。