発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

★Q548.歌がパワーに欠けます。声量を豊かにしたいのですが、どのような練習をすればよいですか。

 声量がある人の歌には余裕が感じられます。そんな様子を見て、誰しも「声量さえあれば…」と思うようです。大声で歌えばスケールの大きな歌になるというわけではありません。最初から最後まで大声で歌っては、味もそっけもない一本調子の歌になります。
 歌というのは一曲すべてを通じてどのような印象を与えるか、余韻を残すかが大切なのです。つまり、トータルでのバランスや声での動かし方が問われます。声量=実際の音量ではありません。声は音響によるヴォリューム調節でいくらでも大きくできるのです。大切なのは、マイクに入りやすい声、聞きやすい声(声質、発声)です。人が歌を聴いて豊かな声量だと感じるのは、ヴォーカリストの声の大きさそのものではなく、声の動きを大きくみせられる声の使い方によるものです。これは、声量というより、声でのメリハリのつけ方やドライブ感です。