A.響きを高く保とう、鼻腔に響かせようとしすぎて、顔の力みが強い方が増えてきました。響きというのは、自分で作るものではなく、結果論として響いてくるものですから、自分から響きを求めようとすると、自分に響くポイントを見つけてしまい聞き手(お客様)に響く声ではなくなってしまうのです。外見としても顔がへんに力んだ顔など、あまり美しいとはいえません。
響きを高くすることや鼻腔にひびかせること自体は、間違いではありませんが、お腹の支えのない響きは、のどを絞め自分に響くだけの声になってしまう恐れがあります。普段の家族や友人と話しているとき顔が強張ったりしないでしょう?だとしたら、歌うときにだって強張る必要はないはずです。見た目にも不自然なものは、基本的に何かしら不都合なことが起こっているときだと思ってください。(♭Σ)