発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q1303.自分の中に必要以上に入り込まないためには?

A.確かにレッスンで曲を使って指導していると、感情的になりすぎて自分の中に入り込んでしまう人がいます。表現のなかで感情的になるのはとてもいいことですが、その感情の入り方が日本人独特のもので、外国の歌などをうたっていると違和感をおぼえることがあります。日本人の特徴として感情が入ってくると、内に内にはいってしまいます。何かをお願いするときでも「神様おねがいします」と下を向き、自分のなかで処理してしまいます。
 しかし、外国の場合、「oh my god!」や「o dio!」など、必ず外に遠くに向かって思いをだしていきます。自分の思いを表現するとき、自分にしか解らない世界ではお客様には何も伝わらないのではないでしょうか?自分の中に入り込むことで、声そのものも飲み込んでいるように聞こえてしまうのです。声も思いも外に出していきましょう。(♭Σ)