A.確かにレッスンで曲を使って指導していると、感情的になりすぎて自分の中に入り込んでしまう人がいます。表現のなかで感情的になるのはとてもいいことですが、その感情の入り方が日本人独特のもので、外国の歌などをうたっていると違和感をおぼえることがあります。日本人の特徴として感情が入ってくると、内に内にはいってしまいます。何かをお願いするときでも「神様おねがいします」と下を向き、自分のなかで処理してしまいます。
しかし、外国の場合、「oh my god!」や「o dio!」など、必ず外に遠くに向かって思いをだしていきます。自分の思いを表現するとき、自分にしか解らない世界ではお客様には何も伝わらないのではないでしょうか?自分の中に入り込むことで、声そのものも飲み込んでいるように聞こえてしまうのです。声も思いも外に出していきましょう。(♭Σ)