発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3232.自宅で歌の練習を行う時、”どこをみながら”練習を行うでしょうか。鏡でしょうか、それともキーボードでしょうか。

A.わたしは「窓の外の景色(それもできるだけ遠くの方)」を見ながら練習することをお勧めします。遠くのほうにある一つの建物、陸橋、木々…等に狙いを定めて、あたかもその目標物にまで声を届かせるつもりで練習を行うのです。よく”声を遠くまで響かせるようなつもりで”とか”ホールの隅々まで声を届けるイメージを持って”と言われますが、これはそのイメージをより具現化する一旦になるのではないかと思います。実際、ごく普通の一室で頭の中だけで「遠くへ!」と考えていてもなかなか声に良い影響としては反映しにくいだろうと思うのです。歌や声、音楽のアドバイスというものは時として抽象的な部分も多いので、それをどのようにすれば具体的に、又より自分の体や声によい影響を与えるか?を考えて工夫していくことも大切だと思います。(♯Ψ)