A.わたしは「窓の外の景色(それもできるだけ遠くの方)」を見ながら練習することをお勧めします。遠くのほうにある一つの建物、陸橋、木々…等に狙いを定めて、あたかもその目標物にまで声を届かせるつもりで練習を行うのです。よく”声を遠くまで響かせるようなつもりで”とか”ホールの隅々まで声を届けるイメージを持って”と言われますが、これはそのイメージをより具現化する一旦になるのではないかと思います。実際、ごく普通の一室で頭の中だけで「遠くへ!」と考えていてもなかなか声に良い影響としては反映しにくいだろうと思うのです。歌や声、音楽のアドバイスというものは時として抽象的な部分も多いので、それをどのようにすれば具体的に、又より自分の体や声によい影響を与えるか?を考えて工夫していくことも大切だと思います。(♯Ψ)