A.まずMCですが、その場で思ったことをアドリブで話すこともよいと思いますが、ある程度前もって考えておくことも必要です。そのためにも、その場で考えたことだけではなく、「普段考えていること」「日常の出来事」「曲の前ふり・関連した話」「曲の説明、思い入れ」「次回ライブ告知・CDの宣伝」等々、考えをまとめておくことも必要です。そうした準備をしておくことで、MCに対しての余裕も出てきますし、お客さんに余分な負担をかけなくてすみますし、歌と歌の間で空気をつなげていくことができます。
そういった意味で、MCもライブの一部です。ライブ全体の構成を考え、そのストーリーに則ったMCを考え、加えていきましょう。MCの出来不出来によっても曲の印象が変わってしまうこともあります。もちろん歌で聞かせることが先決ですが、MCをおろそかにしてはいけません。
お笑い芸人のトークは参考になると思います。フリートークや人気番組「すべらない話」などを参考にして、間の取り方やテンション、お客さんの惹きつけ方、多くのことを学べると思います。またラジオのDJ、落語、講談、テレビ司会者、等々参考にしてみましょう。参考になるものは多いのですが、その素材からどう学び、どう自分のものにしていくかは、自分次第です。
また普段の生活の中でも、MCということを頭に入れて、レーダーを張っておけば、あらゆるものから吸収できるのではないでしょうか。ネタはあらゆるところに転がっています。貪欲に吸収していけるとよいですね。
そして曲・MCを含めてトータルで、ひとつのストーリーを作って、お客さんに提供していけるとよいですね。(♭∞)