Ａ．そもそも私たちは、何故声を出すことにこれほど苦労をしているのでしょうか？たとえば、犬や猫、ほかの動物に対して、「この猫はよい声でなくな」「この犬は発声がいいな」などと思ったことはありますか？（動物の声帯にもいろいろサイズが違いますので、音の低い高いについてはもちろん個の差がありますが）。病気などの例外を除いて、どの動物も平均して同じ自然な泣き声をしていると感じるものです。しかし、人間は何故声の良し悪しがあるのかというと、やはり本能と理性を持っているからだと思います。声を感情のままに使うのではなく、時に場の空気を呼んで抑制することを覚えたからではないでしょうか。
しかし、本能のままに体が反応するときがあります。咳をしたり、食べ物を戻して吐いたり（汚い表現でご容赦ください）などするときに、体がどのように動くか思い出すことは、本来の声を呼び覚ます大きなヒントです。（♭∀）
