A.複合拍子とは、3拍子を1つのグループとして数える拍子です。
6拍子、9拍子、12拍子、16拍子などがあります。
音符を数える時、「1と2と3と4と・・・」と2等分して数えることが習慣づいていると思いますが、この複合拍子はそのように数えることができません。1拍を3等分するので、三連符と同じです。
表記する時に、四分音符で表記するとわかりにくいため、八分音符を1拍として表記するとわかりやすいです。
例えば八分の六拍子は、1小節の中に八分音符が6つですね。
3拍子を1つにして数えますから、八分音符3つで1拍、次の3つで1拍になり、全体で2拍子として数えることができるわけです。
同様に、9拍子は3拍子として、12拍子は4拍子として数えることができますね。この時2等分して数えていた時にあった「と」というカウントは存在しないわけです。
西洋の踊り、ワルツが3拍子ですね。楽曲を探して聴いてみてください。そして、自分でカウントがとれるように練習しましょう。
農耕民族だった我々日本人には、なかなかとりづらく、また理解も難しい拍子かと思いますが、3拍子を1つのまとまりにした複合拍子を身体に刻んで覚えていきましょう。(♯Å)