発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4086.複合拍子はどのようにカウントしたらよいのですか?

.複合拍子とは、3拍子を1つのグループとして数える拍子です。

6拍子、9拍子、12拍子、16拍子などがあります。

音符を数える時、「1と2と3と4と・・・」と2等分して数えることが習慣づいていると思いますが、この複合拍子はそのように数えることができません。1拍を3等分するので、三連符と同じです。

表記する時に、四分音符で表記するとわかりにくいため、八分音符を1拍として表記するとわかりやすいです。

例えば八分の六拍子は、1小節の中に八分音符が6つですね。

3拍子を1つにして数えますから、八分音符3つで1拍、次の3つで1拍になり、全体で2拍子として数えることができるわけです。

同様に、9拍子は3拍子として、12拍子は4拍子として数えることができますね。この時2等分して数えていた時にあった「と」というカウントは存在しないわけです。

西洋の踊り、ワルツが3拍子ですね。楽曲を探して聴いてみてください。そして、自分でカウントがとれるように練習しましょう。

農耕民族だった我々日本人には、なかなかとりづらく、また理解も難しい拍子かと思いますが、3拍子を1つのまとまりにした複合拍子を身体に刻んで覚えていきましょう。(♯Å)