A.ヴォイトレの本やレッスンでよく使われるこの言葉ですがとても間違えやすい言葉だと思っています。私自身は約10年間これを信じて響きを高く鼻のおくを響かせるといったようなことをやってきました。そこに向かって声をだしていたのです。本当の意味でのマスケラで響かせるといった意味に到達するまでに17年間もついやしてしまいました。マスケラや鼻腔共鳴までに声を達するには鍛えなければいけなかったのです。単純にミ、マなどであたっている場所が鼻腔ではなかったのです。
鼻腔共鳴は横隔膜をしっかりと使ってブレスが流れてジラーレが出来て初めて響きだすものなのです。ただハミングをやっただけでは到達できない場所にこの音はありました。しっかり胸腔、口腔、鼻腔が響いてこそのベルカントです。レッスンを信じて必死にくらいついた人にしかこの響きは手に入れることはできません。(♭Σ)