発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4213.鼻腔共鳴についての判断を知りたいのですが。

.ヴォイトレの本やレッスンでよく使われるこの言葉ですがとても間違えやすい言葉だと思っています。私自身は約10年間これを信じて響きを高く鼻のおくを響かせるといったようなことをやってきました。そこに向かって声をだしていたのです。本当の意味でのマスケラで響かせるといった意味に到達するまでに17年間もついやしてしまいました。マスケラや鼻腔共鳴までに声を達するには鍛えなければいけなかったのです。単純にミ、マなどであたっている場所が鼻腔ではなかったのです。

鼻腔共鳴は横隔膜をしっかりと使ってブレスが流れてジラーレが出来て初めて響きだすものなのです。ただハミングをやっただけでは到達できない場所にこの音はありました。しっかり胸腔、口腔、鼻腔が響いてこそのベルカントです。レッスンを信じて必死にくらいついた人にしかこの響きは手に入れることはできません。(♭Σ