発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4570.P(ピアノ)にできません。音量を絞ろうとすると音程が下がってしまいます。

A.声を聴いてみないとわかりませんが、歌を歌う時にある一定以上の音量でないとコントロールし難いということはありませんか?もしそういう風に感じるのであれば、声帯を伸ばす筋肉を上手く使えず呼気を多く使って声帯を必要以上にくっつけて歌ってしまっている可能性があります。声を最も効率的に出すには、声帯を薄くはり、ふちの部分だけをくっつけ、最小限の息の量で響かせることです。これができれば、長いフレーズや高音も自分が思っている以上に楽に出すことができますし、ピアノにしても正確な音程で響きを失わずに歌う事ができます。
最初はなかなか確信を持ち難いかもしれませんが、できるだけ小さな、しかし美しい声での発声練習を日課に加えてください。これをやっていくうちに貴方の声の芯が磨かれていき、コントロール力が格段に上がります。(♯Ж)