A.私たちは、地上、気圧1.0気圧のところに住んでいます。しかし、水中にもぐると、気圧が高まります。内の鼓室の方は1.0気圧のままですから、押されて鼓膜は振動せず、耳がつまったようになり、聞こえにくくなります。上空へいくと、逆に外側が低くなり、鼓膜は外耳道の方へ押されます。エレベーターや飛行機で気圧が急に変化するときに、耳がツーンとなるのは、このためです。
耳管は普段は閉鎖されていますが、つばをのんだり大きく口をあけアクビをすると、開いて外側と同じ圧力に調節します。この中耳を外と同じ圧力(気圧)にするために、鼻の孔の奥から気道(耳管)がつながっているのです。鼻をつまんで、空気を押し出そうとすると耳管が広がり、鼓室に空気が入り、等圧になります。それを行うのが耳抜きです。(♭ф)