発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q5097.日常でもトレーニングと思って声を使うべきですか。

Q.日常でもトレーニングと思って声を使うべきですか。

A.私としては、他の人との日常会話でもトレーニングするというやり方もあまり勧めていません。24時間、声に関して意識をもつのも大切ですが、そのことで喉が慢性的に疲れては逆効果です。できる限り、考えずに休めて、短い時間、最大限に集中するのを練習と思うからです。

 

Q.本番のために声を使わないでおきたい。

 

A.当日だけなら、その方がよいこともあります、しかし、一日1時間も声出していない人が1時間声を使う舞台が務まるとは思えません。それは、声以外のものでカバーしているわけです。もし何日も声を出していなければ発声の機能は弱ってしまうし、体も息も忘れてしまいます。

 

 

Q. 人と会うときは、低い声の方が信用されますか。

 

A.TPOにも相手の好みにもよります。私は日本では、少し高めの明るい元気な声で第一印象はベスト、2回目以降は、低いというよりはやや太い声を使うようにビジネスマンには勧めています。海外なら、初対面から堂々とすべきですが、日本ではパワフルな説得力のある声は、やや乱暴に思われることもあります。つまり、ボス声ですから、若い人や女性が、年配の人やスポンサー、お客に使うと、印象がよくないケースもあるということです。そういう声は、ゆっくりと落ち着いた印象になるように使いましょう。