A.テニスのうまい人は、自分は動かず、相手を走らせます。ボールが正面にくるところに、先に動いて待ちます。ですから、基礎としての柔軟や走り込み、さらに基本の素振りを欠かしません。下手なままの人はどうでしょう。全く逆のこと(ボールを追いかけて)をやって疲れていませんか。
役者やヴォーカリストなら、メロディやことばにのったり、ことば(ストーリー)に頼ったりするのではなく、自分でそれを動かさなくてはいけません。役者のせりふも同じです。より表現を伝えやすく、その結果、自分の世界がうまく現出するように、核心を抑えて表現することを覚えていくのです。そのために、できる限り、シンプルなヴォイストレーニングでコントロールを確かにしていくのです。(♭)