A.マニュアル声であっても、そういう一定のサービスを誰にも望むのは、すでに個性を無視して、相手が個別に違う存在であることをよしとしないのです。マイナスをなくす方に厳しいのが、日本のマニュアルです。
焼き芋のおじさんが個人の声で売ると、みんなうまくいくわけではありません。訓練したプロの人以外は、おいしそうに聞こえず、疲れた声で、発音も不明瞭かもしれません。本人もやりたくないように思います。選挙の候補者のように個声に乏しい日本では騒音にもなりかねません。プロがいなくなったからと、コンビニやファーストフォード店に行っても、サービスの大差はないでしょう。なるようになっているのです。