Ｑ．役柄の演じ分けに、声の使い方は大切ですか。

Ａ．大切です。これは、本当は日常の中で、これまでにどのくらい自分の声でいろんな相手と対応してきたかの延線上にあります。役ごとに、いろんな種類の声があるのでなく、使い方の違いによるのです。それは、あなたの声、最もど真ん中の声を変じさせて、いろんな役にしぜんに対応すべきなのです。ですからいくつもの声をもち、その使い分けをすると考えるよりも、一つの声の基本に、練習の中で詰めていくことです。（♯）