発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q.なぜ話に上手下手があるのでしょうか。

A.話の上手下手は、単に話す内容だけではなく、伝える必要性を、話し手がどの程度、意識しているかに負うところが大きい。

たとえ小さな子どもでも、本当に心から話したいこと、訴えたいことは、うまく伝えることができる。親や先生の心を強く動かす。ところが、大きくなって、学校などで先生に指名されて話すことを強いられたら、しどろもどろになる。一分間スピーチなどを、本人がまったく意味を見出せないところで話すことはもっと難しい。伝える必要性が自覚できないと、話す意志が出てこないからである。

(Э)