発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q. 息の強さに気をつけるように言われました。

. 息をしっかり吐くようにレッスンではいわれることが多いと思います。実は強すぎてもいけません。初心者の人は多くの息をスピード感をもって吐くことができていないため、息を吐くように言われていると思います。しかし、強すぎると、声帯がしっかり機能せず、声が割れてしまったりすることがあります。適切な量とスピードの息を吐くことを心がけましょう。

息を細く長く吐くトレーニンングをしてみるといいと思います。まずは4秒吐く、8秒、12秒と少しずつ長くしていきます。細く長い息を、吐けるようにリズムを取りながら練習してみましょう。

細長く息が吐けるようになりましたら、それに音をつけます。Zなどの有声子音で「ズー」と声帯を振動させながら吐くと、いい練習になります。

そのほかにはリップロールで唇を振動させても、細く長い息をコンスタントに使う練習になります。こういったトレーニングを経て、母音で練習してみると、強すぎず適切な息で声帯を振動させるということが学べます。

(♯β)